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夏越の大祓式

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前回のエントリーでも記載いたしましたが、昨日・本日と夏越の大祓式に伴う、特別祈祷を行っております。
どう特別なのか?とお思いでしょうか?

実は、この特別祈祷の際のみに使用する祝詞を用いての御祈祷となっております。
さらに、お下がりとして茅の輪守りを授与しております。
また、個別の御祈祷となりますので、6月30日の夏越の大祓式とは違い、御祈願を受けられる方のお名前を読み上げさせていただき、直接御祈願をさせていただいております。

元々の大祓は個別祈願ではなく、集まった皆様に対して宣り聞かせ、みんなをお祓いするという形式でありました。
しかしながら、せっかくの機会ですので、茅の輪をくぐって、昇殿いただき、御祈祷を受けていただいております。

ちなみに社報『香呂峰だより』第31号にも記載しておりますが、いつでもというわけではなく、6月30日の前日及び当日と近い土日の中からあらかじめ決めさせていただいています。
今年は、6月25・25・29・30日、7月2・3日の6日間です。時間は9~17時受付ですが、事前にご連絡をいただければ、多少は調整を致します。

さて、お下がり授与している茅の輪守りですが、今年から、この時期だけ社頭での授与もさせていただいております。
1体800円とさせていただいておりますので、御祈祷を受ける時間はないけど、、という方はお声かけ下さい。
尚、茅の輪守りの故事は次のようなものがあります。

『備後国風土記(びんごのくにふどき)』逸文によると、スサノオノミコトが一夜の宿を借りようとしましたが、裕福な弟の巨旦将来(こたんしょうらい)に断られ、貧しい兄の蘇民将来(そみんしょうらい)には迎えられて粟飯などを御馳走になりました。
そこでそのお礼にと、「蘇民将来の子孫」といって茅の輪を腰に着けていれば厄病を免れることができると告げられました。その後疫病が村を襲いみんな死んでしまいましたが、その教えのとおりにした蘇民将来の子孫は助かりました。
この説話にちなみ茅の輪のお守りを夏越の大祓式ではお渡ししております。家の入り口や鬼門などに取り付けたり、置いたりして厄災から家族をお守りしましょう。


茅の輪守り


特別祈祷の事を書きましたが、当然ですが6月30日午後6時から斎行する夏越の大祓式はしっかりとした祭典になります。
以前詳しく記しましたので、ご参考まで → 夏越の大祓式(平成26年)

他の祭典と大きく違うところがあります。
それは「みんなで大祓詞を奏上する」ということです。
普通、御祈祷や祭典では神主さんが祝詞を奏上し、参列者や祈願者が祝詞を奏上することはほとんどありません。
しかしながら、この大祓式ではそれがあります。
たしかに、普段使わない言葉使いをしますので難しいところではありますが、是非一度ご参加いただければと思います。


話は変わりますが、参議院議員選挙が始まっていますね。
神社行事とは違いますので、追記に記します。
興味のある方はご覧下さい。

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Tag : 壺井八幡宮夏越の大祓式