スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お正月はなぜめでたいのか

先日竹田研究会に出席してお聞きしたことを自分なりにまとめてみます。


お正月はなぜめでたいのでしょうか?


結論から言いますと、お正月はめでたい日ではないが、めでたくしないといけない期間ということです。
1年の始まりを、家の隅々まで綺麗に掃き清め、縁起物で飾り付け、縁起のいいものを食べ、縁起のいい言葉を発する。

これがお正月にしなくてはいけないことです。
盛大にお正月期間を祝うことにより、その年1年間がいい年になるように願うわけです。
お正月期間は昔は1月中だったのが、15日まで(この日はとんどがあり、小正月です。成人の日は後付け)となりました。今は仕事があるのでせめて三が日は清浄でいましょう。


では各々を見ていきましょう。

まずは掃除(いわゆる大掃除がこれにあたります)。
どこからはじめるのが正しいのでしょうか?
答えは神棚・仏壇から。
宮中も賢所から始めるそうです。

次は縁起物です。
お正月に飾りつけをするものを思い浮かべて下さい。
お札やしめ飾り、鏡餅、門松、商売をされる方は福笹もそうですね。ちなみに年賀状も縁起物です。
綺麗な服を着るのもいいでしょう。
そして、罪穢れを廃します。汚いものや不浄なものをイメージしていただければいいです。
不幸があった家は「喪中につき…」という葉書を正月前後(喪中の葉書・寒中見舞い)に出します。
これは、不幸があった家は穢れがあるからです。
せっかく、綺麗にしている他所の家に穢れを送ってはいけないので年賀状をだすことを遠慮するのです。
ちなみに、不幸があった家に年賀状を送ることは問題ないです。
縁起物を送り、新年は良いことがあるようにと祈りも込めてあげるとよいでしょう。

縁起の良い食事とは、お正月のおせち料理ですね。
鯛や、数の子、昆布巻などなど、多くのモノに縁起の良さが隠れています。
かつて、明治までは天皇のお食事(昼食)には、毎日鯛がついたそうです。
めでたい鯛を天皇に食べていただくことによって、日本中に良い影響が及ぶと考えられていたからです。

最後に縁起のいい言葉です。
「おめでとう」これにつきます。
気をつけなくてはいけないのは忌み言葉と呼ばれる、慎まなければいけない言葉です。
結婚式などの場で言ってはいけない言葉がありますが、それと同じです。
言葉には言霊が宿っています。心をこめて、おめでとうをいいましょう。



長々と書いてきましたが、穢れについても少し書いておきます。
大きな穢れは3つあり、「出産」「血」「死」がそれにあたります。
特に「死の穢れ」は最も忌むべきものですので、喪に服すという事になります。
慎む期間ですが、これは、周りに穢れをまき散らさないためと解釈できます。
従いまして、不幸があった家こそ、家の中で盛大に「おめでとう」をいたしてください。
ただし、声が外に漏れぬように。

テーマ : 文明・文化&思想 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。