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前9年合戦終焉950年記念平和祈念祭に参加して

平成24年9月16日に源氏・安倍氏の両方の子孫が戦場跡とされる場所にある天昌寺というお寺において、前9年の役において亡くなられた方々に対しての慰霊を行いました。その後、場所を岩手公会堂に移し、地元の研究者の方々を交えての記念式典と講演会、シンポジウムが開催されました。関係各位のご努力により無事に盛会裏に全ての行事を終えられたことをお慶び申し上げます。

源氏の子孫代表といたしまして私が選ばれました。力不足とは思いましたが、選んでいただいたことにも何か神様の思し召しがあるのかなと思い、お引き受けいたしました。ただし、お引き受けした以上は失礼があってはいけませんので、様々な勉強にも力が入りました。
又、安倍氏の子孫代表として安倍元総理にお声掛けをされたそうですが、公務や総裁選の真っ只中という事情もあり、メッセージでのご参加ということでした。その代わりとして、地元にお住いの安倍氏が親子でご招待されておられました。

正直なところ、このような扱いをされるのは初めてですので、どのように振る舞えばいいかが分らなく、不安の方が大きかったです。しかしながら、普段社務や神社庁、神道青年会などで大会の運営に携わった経験から準備をする側の考えは分りますので、それに則って動けば失礼にはならないかなと思い、そのように動けたと思います。

当日、天昌寺に着いた時に不思議に背筋が伸びる思いがしました。それが何かは分りませんが、実際に慰霊祭が始まりますと、さらに心の中に重たいモノを感じました。それは慰霊祭の最中ずっと感じておりました。何か当時の人の想いや伝えたいことがそうさせたのかもしれません。

慰霊祭の後は場所を移動しての記念式典と講演会、シンポジウムでした。ここではアウェーの洗礼を受けました。どうしても地元の英雄である安倍氏の子孫の方が拍手は大きくなるものです。サッカーのアウェーはこれ以上なのかなと、考えてしまいました。その中で挨拶をしたわけですが、「前9年の役はお互いがお互いの正義の為に戦ったのであり、私が謝ることは先祖を否定することに繋がるので、謝るつもりはない。」というところから挨拶を始めさせていただきました。拙い挨拶ではありましたが、レセプションで様々なお褒めの言葉をいただけたのでホッとしております。

講演会では、最新の研究による見解を多くお話しされ、特に印象に残ったことは「安倍氏は蝦夷ではなく、中央官僚の流れを組む」という点でした。イメージではどうしても安倍晴明と安倍貞任達が同じ流れとは思えないです。しかし、前述のことが当たり前になった際は、そのイメージが違うようになるのではないかと思います。そうなった場合、また違った絵が描かれることになるわけですから、歴史の移り変わりに立ち会っているのではないかと思いました。

シンポジウムでは講演会を受けて、先生方と共に舞台に上がってのパネルディスカッションとなりました。歴史的なことから、尖閣・竹島問題にいたるまで幅広く意見交換が行われました。私一人だけ少々立ち位置が違う気がしましたが、そこは宗教家としての側面や地域性が出ていたのかもしれません。予定時間があっという間に過ぎ、少々時間が超過したため議論相半ばといったところで終わったことが悔やまれます。

レセプションでは盛岡市長にご臨席いただき、様々な催しがございました。まず初めに源氏と安倍氏の両方の子孫が手と手を取り合い杯を交わした後、寄席や山車の掛け声、果ては安倍氏の子孫の方から歓迎の替え歌までいただきました。料理も当時の古代食を再現した物が出てきました。

 不安の方が大きかった1日ですが、終わってみれば、非常に有意義であっという間でした。先祖とのつながりが希薄になり、ともすれば「面倒くさいもの・わずらわしいもの・どうでもいいもの」となりがちな昨今です。しかしながら、そのようなご時世の中においても、はるか950年も昔に出会った二人の子孫がこの時代に出会えたということは、とても大きな意義があると思わずにはいられません。これを契機として、今我々が生きていることができるのは、そのご先祖様がおられたからであり、ご先祖様が一人でも欠けたら今の自分は生まれてきていなかったということを忘れてはいけないということや、我々は等しく神話の時代から連綿と続く日本国民であることに誇りを持つ必要があること、日本人が日本人として誇りを持てるような、神話から始まるきちんとした国史を知ること。そういった正しい道徳・歴史の教育をすぐにでも始めることが、崩壊していく日本人の精神の歯止めになるのではないかと思います。

テーマ : 文明・文化&思想 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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